経済が不景気な時に、企業の体質がわかる。5年後の世界を見つめる力。

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 株価が乱高下して収縮し、市場関係者のパニックが過ぎ去り、その後、冷静に市場を見渡せば、パニックの嵐で空洞化になった市場がいたるところで見えるものである。多くの人が、それが日本の株式市場だと考えれば、資金は、日本に流れることになる。衆議院選挙が、遅かれ早かれ、実施される。そうなれば日本の政治や官僚制度の仕組みが大幅に変わることになるはずである。そうならなければ、いつまでも。円高と株安の連鎖を断ち切ることができない。円高と株安がリンクするのは、日本の産業が輸出をメインとして考えているからである。内需を刺激する政策をとれば、円高と株安のリンクが弱まるはずである。円高が株高となるような政策を実践しなければ、本来はおかしいのである。なぜなら、円が強くなることは、本来はいいことなのである。それだけ、力があることの証である。力のある会社の株価が上がるのは当然であし、強い通貨の国が豊かになるのは、当然だからである。円高と株高にならないのは、どこかがおかしいのである。

 

 右肩上がりの経済では、ある意味、だれがやっても、ある程度は伸びる。株式運用で赤字がでるのは、右肩上がりあがりが崩れ、それを運用している人の才覚が現れるからである。運用している人が素人だから赤字になるのである。世の中は、人と同じように、誕生と臨終がセットになっている。日々、変化をしている。世の中は、その生死の数の重なりなのである。全体的に成長していても、その中には大きく伸ばしているところもあれば、瀕死の状態のところもある。トータルでどうだといっているに過ぎない。そして、世の中は、周期がある。永遠に良いことばかりは起きないし、同時に永遠に悪いことばかりでもない。晴れれば曇ることもあり、ときどき、嵐もくる。それが、どうも世の中の摂理みたいである。そして、全体的に停滞しだしたということである。もちろん、そのなかでも、成長するところもあれば倒れるところもあるのである。

 

 今は、リセッション期に突入したようである。だから、みんなおとなしくしている。金持ち喧嘩せずの状態に入る。資産のある会社は、この時期、あえて、戦いは挑まない。自分だけが、負けているのではなく、みんながおとなしくしている状態であるから、それに従うだけである。この時期、5年後の未来のために、新規のビジネスを構築したり、コストダウンを考えたり、省エネを進めるのである。要するに、次にくる波に備えるのである。次のキーワードは、エコロジーであり、コストパフォーマンスであるはずである。消費エネルギーをどれだけ少なくし、最大の効果や効率を発生させることができるかが、勝負になる。

 

 この時期、資産のある会社は、そうやって、次の波に備えることが可能である。しかし、零細企業には、その体力はない、知恵をだし、新たなものを作り出すしか生き残る道はない。同じことをしていたら、生き残れない。次の来る時代の波を読んで、それに対応した技術や加工技術を構築する以外、厳しいかもしれない。後は、国がどのような支援策を出すかに掛っているが、今のシステムでは、期待は出来ない。光ブロードバンドが必要なのに、古い電話回線で、物事を処理しようとしているのだから、話にならない。電話回線やISDN回線を光ブロードバンドに変えるためには、政権を交代して、非効率的な縦割り二重行政を排除していくしかないはずである。

 

 5年後、伸びている会社かどうかは、今のあり方をみればわかる。今、汗をかいて、頭を使って、知恵を出して、コストダウンと省エネに取り組めるかである。そういう会社は、5年も大きくなっている。投資家は、そういう視点で企業をみて、企業の格付けを検討すべきである。

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このページは、中野満が2008年10月29日 11:15に書いたブログ記事です。

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