世界同時不況、8年間の市場経済の幻想がはじけ、新たなビジネスモデルが生まれる。

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 人が絶好調のとき、すでに、崩壊の目はその人に宿されている。よく言われるのは、頂点にいるとき、周囲を見渡さないと、いつなんどき、どんなわながあるか、わからないよという事なのである。あのホリエモンも、絶好調だったのが、前の衆議院選挙であった。あの小室哲哉容疑者も、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのが、約10年ぐらいまえであった。そのとき、小室哲哉氏は、ホリエモンの会社をつかい、その成長を支えていたのもまた、事実である。紆余曲折はあるが、自分の我をつよく惜し過ぎると、どこに落とし穴があるかわからない。やりすぎると、元の鞘にもどれない場合もある。何事も過ぎたるは及ばざるが如し、でもある。そんななか、トヨタ自動車も、営業利益予想を大幅に修正した。もちろん、トヨタ自動車は、賢い会社なので、次の戦略を着実に練っている。今までの、拡大路線、ガソリン車中心の販売戦略等を続けていけば、いままで内部留保していた資産も雲散霧消し、いつかは、倒産する。そうならないように、次世代を考えているはずであるし、拡大路線の疲労により、戦線が延びきっているはずであるから、縮小補強するはずである。天下のトヨタ自動車させ、無理をせず、利益をおさえ、実質をとろうとしているのである。潤沢にあるトヨタの資産は、次世代のエコカーの開発投資に向けられているはずである。そう、いままでように、マイカーを使って、楽しく、ドライブできる環境ではないと認識したのである。100人ならいい。1000人ならいい、一億人ならいい、しかし、10億の人が同じ事をしたら、どうなるか、あきらかに地球はパンクする、そう無限に市場経済は発展することはできないし、どこかで、修正がかかり、制限を受けることになる。制限付き市場経済に移行するはずである。その制限の根拠は、地球温暖化阻止である。生態系が保持され、地球全体が、人間のわがままを吸収してくれる範囲までである。それが飽和して、過飽和したら、どうなるか、その環境で生きれる人だけしか、生き残れない。地球の人口が減るだけである。餓死者がでて、医療を受けられずに多くの人が死亡するだけである。地獄絵図がまっている。それ以前に、奪い合いの紛争や戦争がおきるかもしれないし、核爆弾や細菌兵器をつかうかもしれない。このままの状態でいけば、地獄が今世紀中には待っているはずである。

 

 だから、世界が不況になって当然である。なぜ、そうなるか、将来が不安になったからである。このままの経済活動が続くと思わなくなったからである。手元に在る資産を目減りしないように、資産運営したからである。その資産運営のシステムを、今の市場経済のメカニズムに委ねたのだから、それが破綻すれば、どうなるかは、分かりきったことになる。これからの経済は、地球が人間の欲望とエゴを吸収してくれる範囲内だけの発展ということになるはずである。無制限な市場経済は、破綻した。だから、株価は当然に乱高下し、ちょっとした事で反応する。いくら、主要国の中央銀行が利下げをして、経済活動をあげようとしても、もともとの体制が、ぐらついているのであるから、誰でもが、疑心暗鬼となるのは当然である。

 

 市場は、必ず需要のある方向へ流れる。その需要がどこにあるのかが分かれば、そこにむけて、投資をしたり、それに対応できる研究開発投資をすればいいのである。今は、できるだけ損をしたくないように、売り逃げしているだけである。

 

 日本には、莫大な資産がある。将来の不安を払拭させ、日本がリードをして、地球温暖化阻止に動き出し、エネルギーの枠組みをしっかりと調整できれば、市場は、地球温暖化阻止という制限を受けながら、順調に進展するはずである。市場の発展と人間の欲望とは矛盾するが、地球温暖化阻止というたがが、はめられる以上、自然増殖をする細菌に似た人間の金銭に対する欲望も押さえつけられるはずである。

 

 ある意味、ネット社会で全世界がつながっているため、不特定多数の意思が確率として表れたのが、今の不況の姿である。ある意味、健全なことである。政治も、この流れにそって進展するはずである。年金、高齢者医療制度、公務員改革、地方分権、未来に対する安心を国民に与えるためには、今の隠された情報を公開し、誰が不当な利益をむさぼり、なにによって、この国のありかたがゆがめられているのかを示すことである。オバマ新大統領でアメリカに変化が起きる。その流れは、次の衆議院選挙に反映される。良い方向に向かうことであろう。

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このページは、中野満が2008年11月 7日 13:08に書いたブログ記事です。

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