セカンドユース(50代からの第二の青春)

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 人の一生は、ある意味、はかなく、短い。通勤電車でのつかの間のいねむりと同じ程度かもしれない。何もしなければ、あっというまに、お迎えがくる。男性も女性も、ふと、シリアスに自分というものを見つめなおせば、もう、自分が、絶壁近くまで、来ていることに気づくはずである。人生とはそんなものかもしれない。

 

 仕事の関係で、若い人たちと接触する機会が多い。最近は、あまゆーずちゃんの所属する事務所の社長様とも、お付き合いがあり、芸能人がどうやって作られるか、タレントの世話がどれだけ大変か、そんな話も伺うことがある。レーベル関係のプロデューサーの人とも、懇意にさせてもらっているので、浮き沈みする芸能人が、どうやって、生き残っていくのか、そのあたりの話も伺う。いろいろと、あまゆーずちゃんとも仕事でのつながりがあるので、段々と、メジャーになっていく彼女たちを見ていると、事務所の社長さんの話ではないが、あまゆーずちゃんは、全体が100とすると、その中の1%の以下の僥倖を得ているということである。そのレベルまで、達するのは、アーチストを目指して、その世界に飛び込んでくる人の1/100以下だそうである。後の99%以上の人は、陽の目を見ることなく去っていく人だそうである。このレベルまで達すると、後は、高い確率で上に行くのだそうである。そうみていると、本当に、大阪のそこらへんのお嬢さんやおねいさんが、お姫様になっていく感じである。しかし、それでも、永遠にメジャーにいることはできない。どこかで、去っていくときがある。

 

 人は夢をもっていきる。特に若いときはそうである。10代の終わりから、20代の中ぐらいまでが、その夢を支えにして、生きることができる。実現しない見果てぬ夢だから、それに向かって命を懸けることに、喜びを感じ、それが生きていること、それが青春だと思うはずである。20代の中ぐらいか最悪27歳ぐらいで、何かしらの芽が出なければ、それは、夢に終わってしまう。絵画でも音楽でも小説でも芸能でも、個人の力量が事をある程度決める世界は、大抵、そういうことになる。そして、多くの人は、それを諦め、会社という組織の中で、生きようとする。それは、それで大切なことであり、そういう人たちで社会は構成されているのも事実である。

 

 

 30歳前後で結婚をすれば、それから、50歳までは、一息である。坂道を転げるように、時間に追いかけられるはずである。その中で、人は親になるからである。自分がいるということは、自分を生んでくれた両親がいる。それと同じように、今度は自分が親になる番だからである。30歳から50歳までは、何かといえば、子供を一人前にする時期だからである。自分の夢に走るよりも、自分の子供をまもり、成長させることが、重要になるからである。そのために、なんとしても、稼がなくてはいけない。めんどくさいことでも、苦しいことでも、仕事として割り切り、家族のために働くのである。そうして、子供が成長していき、親元から離れるときがくる。それが、50代なのである。

 

 世の中は、だんだんと少子高齢化になる。人口構成比も、年配が増えてくる。トレンドは、かならず、50代をターゲットにもってくるはずである。第二の青春という位置づけをし、30歳までの夢を掘り起こさせるようにするはずである。そう、音楽にしても、グルメにしても、1980年、今から約28年をピークにした世相感にもどるはずである。それを今の若者は新鮮と感じ、50代や60代は懐かしいと感じるからである。

 

 世相は、強欲な投資家や企業家のエゴで、めちゃくちゃにされた。人は住むところも終われ、路頭に迷う人も出てくる。音楽にしても、どこかで、演歌がしのばれてくるはずである。デジタルサウンドを駆使した演歌調の音楽が求められるはずである。それと、人間関係がギクシャクした世情に、デュエット曲がしのばれる。セクハラといって、男女の垣根を作られるよりも、デュエット曲で、楽しく歌いながら、上司と女子社員との関係を円滑にしていったほうが、ずっといいはずである。

 

 歳をとっても、気が若い人は、若く見える。夢を諦めずにチャレンジしていくおじさんは、やはり魅力的である。子供をある程度まで、成長させて、親から出て行けば、残りの人生は、30歳までに果たせなかった夢に再度チャレンジしたほうがいい。30歳までに出来なくても、今ならできる可能性がある。もし、大器晩成型であれば、その能力は、人生の後半戦に開花し顕在化することもあるからである。

 

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このページは、中野満が2008年12月18日 14:43に書いたブログ記事です。

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