イスラエルとパレスチナとの紛争は止まらない。
なぜか、分からないが、この世は、美しい方向へと流れている。醜くするのは、人間のエゴである。今、現在、イスラエルとパレスチナのガザ自治区で、激しい銃撃戦が繰り広げられている。そこにあるのは、報復の論理である。やられたら、やりかえすという激しいロジックである。その怨恨の輪廻は、先祖代々受け継がれる。イスラエル人も、パレスチナ人も、個人的に付き合えば、みんな善良な民である。困った人がいれば、助けあう。双方とも強い血縁、同胞意識がある。だから、やられたら、やりかえすというロジックが成り立つ。それをとめることができない。なぜなら、人間だからである。そして、彼らにも、神様は存在する。しかし、その神様は、違うのである。神様の言うとおりにする。双方、そういうだろう。しかし、イスラエルの民が信じるユダヤ教の神とイスラム教での神は、ちがう。細かいことはわからない。もし、同じであれば、同じ民族である。ユダヤ人とは、基本的に、ユダヤ教を信じている人が、ユダヤ人として扱われる。ユダヤ人と日本人と結婚して、子供ができた。その子供が、ユダヤ教を信奉すれば、その人は、ユダヤ人である。もちろん、強制はしない。日本人と結婚して、ユダヤ教を捨てることも可能である。その人が別な日本人と結婚し、また子供ができる。その人がユダヤ教を信じてもユダヤ人である。もともとのユダヤ人の血縁からみれば、1/4になる。しかし、ユダヤ教を信奉している以上、3/4が日本人の血縁であろうが、関係はない。
イスラエルとパレスチナの紛争の目は、限りなく深い。たぶん、これを解決することは不可能にちかい。これを生んだのが、人間の業だからである。やられたら、やりかえす。これは、あきらかに負の正義なのである。こちらが、マイナスになった。なら、相手も同じ分マイナスにならなくては、公平ではないというものである。正の正義なら、こちらが、プラスになった。だから、相手もプラスにしてあげよう。そうすれば、公平になる。しかし、負の正義のたどり着くところは、双方皆殺し、そして、だれもいなくなったということになる。
イスラエルが執拗に攻撃するのは、イスラム原理主義組織ハマスの武装部隊をたたきたいからである。ほっとけば、イスラエル憎しで、ロケット弾がイスラエルに飛んでくる。これが、こないことが確証されない限り、イスラエルは、その大元を叩くことになる。そこに、あるのは、信頼ではなく、不信感と憎悪だけである。イスラエルも、好き好んで攻撃を加えたりはしない。ハマスが絶対に攻撃しないという言質が取れない限り、攻撃は続くはずである。結局、どこかで、手打ちが起こる。イスラム国家の主導者とイスラム教の主導者があつまり、ハマスに話をつけることになる。それを望むだけである。
海の向こうの遠いところでは、憎しみの連鎖で罪のない人が死んでいる。ともに、譲り合えない事情があるのかもしれないが、それは、けっして神が望んだことではないのは事実である。世の中は、なぜか美しい秩序に支配されている。すくなくとも、それは人間が作り上げたものではなく、人間が生まれてくるための必要な条件であった。美しい秩序があるから、人間がうまれたのであって、人間が美しい秩序を作り上げたのではない。だから、ユダヤもパレスチナも、双方が矛盾している。どちらかが正でどちらかが偽であるなら、偽が消滅するだけである。しかし、ともに消滅はしていない。だから、どちらかが正でどちらかが偽ということもない。したがって、答えは、どちらも偽であるか、どちらも正であるかである。どちらも偽であれば、ユダヤもパレスチナも消滅すればいい。しかし、現実にはありえない。ともに正という道しか存在しない。それを邪魔するものを排除するしかない。
この世は、人間が存在するまえからあった。そして人類が滅亡した後も存在する。私がいて、あなたがいて、彼がいて、彼女がいるのなら、その場を作ったのは、何者かである。それはあきらかに、神である。神とは、次元の異なるわからないものである。しかし、それは、美しい秩序を愛している。けっして、醜い秩序を与えなかった。だから、人間が生まれた。美しい秩序を破壊するものこそ、ある意味では、神への冒涜になる。非常に複雑である。イスラエルとパレスチナの理不尽な殺し合いを、どこかで、仲裁するには、それなりの哲学とロジックがいる。
この世が実であり、あの世が虚であれば、神は存在しない。しかし、この世が虚であり、あの世が実であれば、神は存在する。現実に、私が死んで消滅してもこの世はある。私が生まれる以前にもこの世はあった。私が見るこの世は、私にとって虚である。だから、どこかに実がある。それを私は見ることはできない。ただ、その次元の狭間から何かしらの感覚を得ることはできる。
それが神からの啓示と呼ばれているものであれば、そうであろう。
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