勝野七奈美さん、29歳、肺がんで死去、つらい人生の軌跡
ネットを見ていた。俳優の勝野洋さんとキャッシー中島さん夫婦のお子さん、七奈美さんが死去と記事が出ていた。写真もあった。綺麗な人だとおもった。俳優の勝野さんも、太陽にほえろで知っていたし、キャッシー中島さんもタレントとして知っている。そして、七奈美さんの写真を見て、美男美女のお子さんなんだと感じた。そして、29歳、肺がんで死去の文字が飛び込んできた。若いのにと感じた。細かく、記事を読んでいくと、だんだんと私の気持ちも、暗くなっていった。関係者の人のコメントがあった。「夫婦はずっと遺体のそばにいます。悲しみにくれながらも気持ちの整理をし、ひたすらその悲しみを乗り越えようとしているようだと」書いてあった。内容をみていると、それも人生なのかと、人生の惨さを思い知らされた。きっと、勝野夫婦は、なぜ、わが子なのか、わが子でなければいけないのか、それを自問しているはずである。そう、それが運命というなら、なぜ、あなたではなく、私ではなく、わが子なのか、それは、つらく、そしてむごい、自問自答なのである。それは、神はなぜ、私を見捨てるのかという問いかけ、神はなぜ沈黙するのかという、問いかけと同じだからである。
世の中の事象をつぶさに調べれば、それ以上のつらい出来事は、きっと山のようにあるはずである。しかし、その中には、因果関係があって、その結果を作った原因が、分かるものもある。ある意味、因果応報というものもなりたつ。同情するものもあれば、それは自業自得ではないかといえる事象もある。だから、個別案件にはその裏の事情が分からない限り何もいえないことがある。
事実関係をさりげなく書く。勝野七奈美さんは、昨年11月、同じ歳のダンサーと結婚した。それなりの楽しい新婚生活を送ったと想像できる。そして、三ヵ月後、新婚三ヵ月後のことである、せきが止まらなくなったために、「肺炎」と思い、病院にいって、検査すると、肺がんが見つかったのである。そして、それから、新婚生活から一転して闘病生活になるのである。抗がん剤と放射線治療、いろんな民間療法も試したとのことである。入院退院を繰り返えしていく。退院したときは、大抵安定期であるから、経過は良好に見えるはずである。そして、わるくなり、再入院である。そして、6月になって、食事の量が減ってきた。転移したのだろう。そして、7月6日、容態が急変し、7月7日の七夕の0時20分に永眠したとのことである。
人生とはこんなものかと人事のようにいえば、そんなものかもしれない。しかし、関係者にとっては、そんなものでは済まされないはずである。しかし、すんでしまったことはどうすることもできない。ただ、その悲しみに耐えることしか出来ないはずである。肺がんがみつかってから、5ヶ月で死去している。相当な進行具合である。そして、29歳の若さである。これが、何を意味しているか、たぶん言葉では表現できないはずである。それは、相当な苦痛を七奈美さんは、受けたということである。元気な体を、死滅させるぐらいに、自分の体を消耗させたということである。まわりの人は、それをみていた。そして、それを一番見ていたのは、看護士である。七奈美さんが、衰弱していくのを必死で、応援したのは、担当の看護婦さんなのである。自分のことのように、一緒に戦ったはずである。最後は、医者はモルヒネをうって、苦痛を和らげたはずである。モルヒネをうつことは、もう、もどらぬことを覚悟しての治療であった。
新婚三ヶ月、楽しい時期だったはずである。そして、その五ヵ月後、体を切り刻まれて、放射線治療もうけて、強い抗がん剤を投与されて、必死で生きようとして、そして、力尽きて死んでいった。たぶん、同年輩の看護婦さんもいたであろう。彼女は、耐えれたであろうか、その辛い事実を受け止め、しっかりと、今後とも看護婦として生きていけるだろうか。めげずに、強い看護婦として生きてもらいたいと思う。
29歳の若さを、5ヶ月の時間で、命を消耗させる。それが、ガンの恐ろしさである。その勾配が急だから、それだけ、乱れ苦しみ、辛いのである。それが、20年、30年かけて、ゆっくりと命を消耗させるのなら、それほどの苦痛はない。そうなれば、ガンと共にいきることになる。健康な29歳の余命年齢を50年とすると、それを5ヶ月で、下ったことになる。50年を毎年1Gの加速でおりたと考えれば、それの120倍の加速で落ちたということになる。その恐ろしさは、ただならぬものだったはずである。ただ、ご冥福を祈るだけである。その120倍の加速で、向こうへいったのなら、向こうの空を自由に飛んでいると想像する。そうあってほしいものである。
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