自民党、都議選敗北、日本の戦後の政治文化が、やっと変わる。
オセロゲームを見ているように、次々と、大物自民党の都議が民主党系の新人に敗れていく。今まで、何もせず、ただ戦後から受け継いだ既得権の胡坐の上で、あたかも政治を仕切ってきた人たちが、ばたばたと普通の人に落ちていく。それは、まさしく、派遣労働者の首切りと同じようである。費用対効果の乏しい人たち、名前と既得権と斡旋で、利益を得てきた人たちといっても同じである。これで、小泉元首相がいっていた、戦後の自民党がぶっ壊れることになる。そして、全国知事会で橋下大阪府知事や宮崎県の東国原知事が主張している道州制、地方分権が、一気に加速される。そうなれば、何千年もの間、日本を支配していた官僚制度、二重の行政の無駄遣いが、一掃されることになる、その可能性がある。そう、今回の民意の選択は、それはあきらかに、数ヵ月後に来る、衆議院選挙、この国の21世紀の仕組み、考え方、日本人のあり方を決定付けるリトマス試験紙になるはずである。しかし、大体の潮目は見えてきた。この延長線上に日本のあり方は進むことになる。日本人は、やはり、日本の風土、日本のふるさと、日本の四季、日本の祖先を選んだことになる。お金よりも、もっと大切なのは、心であり、守るべきものは、命であり、日本人がもっている精神だということである。つまり、日本の文化をまもれ、それが地球温暖化阻止につながること、老後の安心、年金、福祉、医療、日本人は、日本人の尊厳をもって、日本人として、日本の風土の中で、死んで、日本の風土の中で、再生したいと願ったのである。
民意は、動いた。四年前小泉構造改革の戦略に民意はのった。構造改革なくして、成長なし、まさしく、そのとおり、規制撤廃、小泉元首相の民でできることを官でするから、無駄が生じる、まさしく、そのとおり、それが額面どおり機能して無駄が省かれれば、よかった。みんなそう信じた。しかし、実際には、官僚の二重行政はのこり、余計弊害がのこった。それと、最大な誤算は、構造改革の名前の裏で行われた、グローバル化という市場原理主義化であった。今回の民意の変化は、それが、嘘であったと見抜いたからである。四年前にいったビジョンが、実は、日本文化の崩壊、格差社会、倫理崩壊を意味することを知らなかったからである。物質の豊かさよりも、日本人は、心の豊かさをとったのである。それが、潮目が変わった民意である。それを忘れたから、自民党や公明党は、負けたのであるし、今後もそれを続けたら、党それ自身が雲散霧消するはずである。公明党の支持母体の創価学会も黙ってはいないはずである。
税金が高ければ、日本の企業は海外にシフトする。市場原理主義者はそれをいう。しかし、多くのグローバル企業のトップは、親戚、一族、そろって、海外へ移住しただろうか。言葉を現地語に変えて、そして、今までの宗教、文化を一切すてて、ヨーロッパなら、キリスト教文化に、数年で洗脳できたかどうかである。その国で死んで、その国のまったく分からない会社にお金を支払って、一族の墓の管理を任せることなどできるだろうか。そう、だれもそんなことはしない。ただ、自分たちの利益を確保することだけをメインとして、国内の課税を下げたのである。それにより、富の分配は、かたより、格差社会はうまれだしたのである。そう、金持ちが優遇される社会である。それが行き過ぎたのである。
私は、いま、体を壊して、とある病院に入院している。順調に回復しているから、社会復帰はできる。しかし、病院は、死と生が付きまとっている。一階の正面から帰れる人はいい、地下の裏口から、あたかももののように冷たくなって出て行く人もいる。腎臓、肝臓、心臓、色々な疾患がある。結核菌のように、その菌をたたけば、治る病気であればいい、しかし、普通は原因などわからない疾患がおおい。難治性はとくにそうである。もちろん、白血病、悪性リンパ種、俗にいうがんは、早期に発見すれば、胃がんは治りやすいが、それ以外は、若いうちにかかれば、数ヶ月で命を落とす場合がある。そんなことをみていると、人は、命をつなぐために、生きているように感じる。あの世があるとかないとかではなく、あると考えなければ、この世で命をつなぐことなどできないと言うことである。それが、日本人なのである。戦後核家族化で、家族や親族はばらばらになった。自分はどうなるのだ、家族は、どうなるのだ、金をもっている人だけが、系図の中でいきられる。格差社会の中、ほとんどの人が無縁仏になる。それを多くの日本人が望んだだろうか。だれもが、自分が生まれ育ったふるさとへ帰りたいと思う。父や母や祖父や祖母が眠るふるさとに、私も帰りたいと思う。そうして、輪廻転生を信じて、誰かの魂の中に再生したいと、考えたい。それは、科学ではない。科学の根拠など人間が都合よく作った仮設にすぎない。人間の心理からいっている。そう考えないと、病で苦しんでいる人の魂を救うことなどできない。どうも、今回の民意は、その日本人としての共通の生死感から動いたような気がする。
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